

中村南公園は、練馬区の南東部、北方の西武池袋線と南方の西武新宿線に挟まれた中間あたりに位置する公園です。住宅街の中の公園ですが、特に広くもなく、園内も広場と遊具があるくらいで、あまり特徴のないありふれた公園といえるでしょうか。

そんな公園ですが、3種類の噴水を有する水景施設があることによって、ありふれた公園ではなくなっています。まずひとつめは、円形の土台の上に球体を置いた噴水です。この球体から噴出した水が流れ落ち、壁に囲まれた噴水池に注いでいます。
そしてその水が、“ミニ・カナール”ともいうべき小さな水路を流れ、たどり着いた先にもうひとつの噴水があります。こちらは単独の放水を地表から噴き上げるタイプです。さらに、この噴水を囲むように5つの球体が置かれていますが、各球体の地面との接地部分からも中央に向けた放水が見られます。
このように3種類の噴水が設置され、全体として規模も大きく、見応えのある水景になっています。ただ放水の変化はなく、常に水を噴出し続けているようです。
なお稼働しているのは夏季のみのようですが、水遊びも楽しめるようです(ただし、概ね10日に1回清掃あり)。

3つの噴水とも水の勢いはそれなりにあるのですが、細かさが足りないこともあって虹は見られませんでした。





- 名称:中村南公園(なかむらみなみこうえん)
- 所在地:東京都練馬区中村南2-22-4
- 開園年月日:1992年4月1日
- 面積:1,877m²
- 噴水タイプ:独立型、地表型
